ドラフト時にリアルでも他人様の記事でもちょくちょく目にするこの『カット』という単語なんですが、これすげー嫌い。
というのも、ほぼ確実に誤用というか誤使用されているから。
単なるプレミ。
だって、一番よく聞くのが「上から(自分のやってない色の)ヤバい(レア)カードが流れてきてカットした」だけど、これが本当に正しい場面で訪れることってそうはないんだよなあ。


まずそもそも、カットという行為が自分は確実にマイナスで、見えない敵の誰かがマイナス(かもしれない)、ほか全員プラスっていう超絶自殺行為。
仮に、2パック目以降で色の合わないボムが出てきたとして、
1.タッチで使うことも色を変えて使うこともできず
2.自身のデッキをプラスに持っていくカードがほかに一切出ておらず
3.下家は確実に運用できて、ピックできたプレイヤーの優勝が確定する(使ったら必ず勝つ)
ってことでしょ?んなわけねーだろ
2.で書いたように、ほかのカードをピックしても自分にプラスが発生しない状況であるならファーストピックでもセカンドピックでもいつでも起こりうるが、それ以外では序盤のピックでそんなことは起こりえない。
それまであまり集めていなかった色、またはアーキタイプのカードを自分が使うようにピックすることになるだけで、自分では使わないのにピックするという定義でよさそうな単語のところの『カット』にはならない。
他の例外だと、3パック目の開始時点で自分のデッキが類を見ないほど完成されており、多少の強化(そこそこのプラス)をするよりも他人の完成を妨害するほうがトータルプラスになる、とかもあるにはあるがレアケースすぎるでしょ。

そんな間違った『カット』の結果を自慢気にというか自嘲気味にサイドボードから見せびらかされたりすると、非常に残念な気持ちになる。

その癖、本来するべき『カット』は何故か全然行われなかったりするんだよね。
例えば、パックが一周前後した状態でまだ残っている自分の色ではない2マナパワー2のカードとか、マルチカラーで片方の色をタッチして使っても尚強力なカードとか、残り4枚とかの中にあるサイドに使いうるカードとか。
ピックの後半で、自分の色をピックしても大したプラスにならないかデッキに入ることすらないのにも関わらず、それらのカードは平気で流すんだよね。

負けたいやつらは好きにすりゃいいけど、自分が被害を被って共倒れする羽目になるときは何ともいえない感じにもにょる。


あ、ドミナリア1回目のドラフトは10人で黒単t緑スライムフットで4-0でした。
後半に喪心とか2枚ピックしてたら、そりゃー自身のパックでレア全く使えてなくても勝てるわな。
コモンの4マナソーサリーも遅めに1枚ピックできたし、シングルシンボルの除去とかタッチしても使おうぞ?
完成度の高い2色アグロなんて卓に一人二人しかおらんかったやん。

他にドラフト関係で記事書くとしたら、
・カード単品の個別点数表ってほぼ意味なくね?
・最終的に2色にまとめるのと2色しかピックしないのは違うんやで?
・同様に多色ピックできるやつ少なすぎちゃう?
・プロのアーキタイプ記事通りしか作れんマニュアル人間多すぎへん?
あたりが思いつくけど、書きたくなったら書く。

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